近年“酵素”の認知度が高まり、酵素を使ったダイエットサプリメントや酵素ドリンクが流行ってきていますよね。
ほとんどの酵素商品は野菜を発酵元にしたものが多いようです。
これから酵素ダイエットにチャレンジしようと思っている人や酵素の力で美容活動をしたいと思っている人は多いと思いますので、野菜を使った酵素(食物酵素)がどのように私たちに作用するのかを調べてまとめてみたいと思います。
そもそも酵素って何?
まず“酵素”はもともと私たちの体内に存在していて、必要な時に働きます。
例えば私たちが呼吸をしたり、歩いたり、思考を働かせたりした時に酵素はその活動の起点となります。
酵素は野球で言うと『監督』のような立場と言えますね。必要な場面で選手たちにアレコレ命令し、プレイさせるのです。
つまり、活動の起点となって命令していく立場なのですよね。
呼吸をしたり、歩いたり、思考を働かせたりする活動は、私たち自身の“意思”が介在しているわけですが、実は私たちの意思が介在しない場面でも酵素は働きます。
例えば、心臓を動かしたり、血液を流したり、胃や腸などの消化器官を動かしたり。
これらは、私たちは無意識に行っているわけです。しかし、これらの活動も酵素が起点となり、活動しているのです。
なかなか酵素って目に見えるものではないので分かりにくいかと思いますが、これが酵素の実態なのですよね。
酵素にはこのように体の各器官を活発に活動させる為のものですから、当然消化活動にも影響しますし、代謝(細胞の生まれ変わり)にも大きな影響を及ぼすわけです。
ですので、ダイエットや美容に良い影響があるのですよね。
植物酵素はどんなふうにダイエットに効果があるの?
先ほど、酵素はもともと私たちの体内にあるものだとお話しましたが、私たちが一生のうちに使える酵素の量には限界があります。
また、年齢が高くなるにつれ、酵素はどんどん減少していくのですよね。
となると、ダイエットや美容に不利に影響します。
でも、野菜などの食物には酵素が豊富に含まれているものがあります。
具体的には、野菜で言うとレタス、ニンジン、セロリ、キャベツ、トマト、きゅうり、大根など。
また、フルーツで言うと、キウイ、アボカド、バナナ、リンゴなどには酵素がたくさん含まれます。
でも、実はこれら「食物酵素」は胃で活性を失ってしまうのですよね。
しかし、もともと私たちに備わっている酵素をパワーアップさせたり、消化する力をパワーアップさせたりする働きがあります。
ですので、結果的に代謝を促しますし、消化機能のアップにより、脂肪が付きにくくなるのですよね。