エクオール産生菌を作る腸内環境は乳がんの予防になる

腸内環境をよくするとダイエットに効果的なのは、よい腸内環境下では体内の脂肪の燃焼を促す短鎖脂肪酸がたくさん作られ、体内の脂肪が燃料するから。 また、消化・吸収がよくなることで、代謝が上がるからなどと言われています。 よい腸内環境は、美肌にも効果的とされていますが、腸内環境が良いと、肌細胞の成長や分裂に欠かせないビタミンなどの栄養をしっかり食事から吸収できるのです。 しかし、健康面においても腸内環境は大切です。 今回は腸内環境の改善が乳がんの予防になることについて解説したいと思います

乳がんの罹患率は年々増えているのはなぜか?

日本の医療は世界でも最先端なので、乳がん患者は年々減少しているに違いない。 あなたもそう思ってはいないでしょうか? しかし、現状はそうではありません。 独立法人国立ガン研究センターの資料を見ると、乳がんの罹患率は年々増えていることが明白なのです。 罹患率とは、乳がんと診断された人の数を人口で割った数で、これが高いほど乳がん患者が多いということになります。 乳がんと診断された人は、1950年くらいには50人に1人だったそうですが、現在では14人に1人というとても高い割合になっています。 年齢の観点から見ると、30代前後から乳がんになる人の数は急激に増え、40代から50代でその数はピークになります。 実は、こうした乳がんの罹患率が増えてしまった背景には腸内環境の悪化が関係していると指摘する専門家も多いのです。

乳ガンに抑制的に働くエクオール酸性菌とは?

乳がんを誘発させる要因は複数あり、一概には言えませんが、乳がんの発症に大きく影響するのが、女性ホルモンの1つであるエストロゲンです。 このエストロゲンは、生理期間中に体内で分泌されるホルモンの1つなのですが、現代人の女性は高タンパク、高脂肪の食生活となっているため、初潮が訪れるのが低年齢化すると同時に、閉経時期が高齢になってからというケースが多くみられます。 この影響で、乳がんを誘発させるとされる女性ホルモン「エストロゲン」が分泌される回数が多くなってしまい、乳がんのリスクが高まってしまうというのです。 では、このエストロゲンを抑えるのに有効な手段はないのでしょうか? 実は、腸内で作られるエクオールという物質がエストロゲンの抑制に働きかけるということが分かっているのです。

エクオール酸性菌を作る腸内環境はどうすれば作れる?

エクオールは、大豆イソフラボンが腸内菌のエクオール産生菌によって分解されることによって腸内で生み出されます。 こうして腸内で生まれたエクオールが腸壁から吸収され体をめぐることによって乳がんの発生に抑制的に働くのです。 ですので、大豆イソフラボンを含む豆乳や納豆を積極的に摂取することが大切です(もちろん摂り過ぎはよくありませんが)。 また、腸内環境を整えてエクオール産生菌がたくさん作られ、エクオール酸性菌が活動しやすい状態にしてあげることも当然必要不可欠になってきます。